我々は、仕事をする毎日の業務の中で、意識をせずにファイルのバージョンの管理をしています。例えていうと、ファイルサーバーにアップロードされたデータファイルや、ローカル上のファイルに対して、更新の時に古くなってしまったファイルのファイル名に日付けなどをつけて上書きしたり、新規に作ったファイルの日付けなどを付けて作るなど、自覚をせずにバージョン管理をしているわけです。
また、エクセルやワードであるなら、作成者や変更履歴を記録しておくことで、誰がその作業を行ったのかや、いつ変更したのかなどを確認することができます。
ですが、現在仕事で扱うデータはテキストだけでなく、オフィスデータや音声、映像などのマルチメディアデータなどといった多岐に渡っている場合が多くあります。これらのデータを全部バージョン管理しようと思うと、先に述べたように、日にちを付けるだけの管理ですと、対応は不可能です。もしできたとしましても、かなりの莫大な手間と時間、担当者が要求されます。
このような多岐に渡るデータのバージョン管理を行うソフトウェアがバージョン管理ソフトと呼ばれているものです。これらのバージョン管理ソフトウェアはファイルを作った方や、作成日付、更新日付や更新者、変更履歴やコメントなどのバージョン管理に必要な情報をリポジトリと言われるデータベースとして保存します。このデータの貯蔵庫へ何人かの担当者が接触し、ファイルの作成や更新、削除などの作業の履歴をリポジトリに記しておきます。
このようにな管理をする事により、ファイルに対しての5W1Hを確実に管理する事が出来るので、ファイルに対しての変更記録を全部記録しておくことが可能です。バージョンの管理方法システムは管理対象がファイルのライフサイクルのシステム管理用ソフトウェアで、ウェブ開発に必要となるHTML、CSSなどのテキスト型ファイルや、オフィス文書、フラッシュやソースコードの管理などの履歴管理を実行することが可能なものです。
